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  • 熊本から帰省した沖縄出身の大学生11人が県内で募金活動に参加
  • 友人を被災地に残した無念さを抱えつつ「熊本の力になりたい」
  • 「熊本と沖縄では温度差があるはず。まずは現地を知ってほしい」

 沖縄県内で被災地支援の輪が広がっている。県内の大学生らは18、19の両日、琉球大、沖縄国際大、沖縄大、名桜大で昼休みを利用し募金を呼び掛ける。飲み水や募金を集め、被災地に送る動きも出てきた。

募金活動を前に「熊本の人々の力になりたい」と語る崇城大学の県出身学生=17日夜、浦添市

 熊本県内で余震が続く中、熊本市西区にある崇城大学に通う沖縄出身学生11人が17日夜、浦添市内で集まり「熊本のために何かできないか」と話し合った。メンバーらは16日に帰省したが、友人を被災地に残した無念と葛藤しながら「熊本の力になりたい」と前を向く。18日に琉球大学で募金活動に参加することを決めた。

 「物資が足りない」「大変だけど、みんなで頑張ろう」-。福岡空港に向かう途中、3年生の金城咲希さんがスマートフォンを開くと、熊本に残ったメンバーがツイッター上でそんなやりとりを交わしていた。

 「沖縄に戻る私は『みんなで』って言えない」。後ろめたい気持ちに襲われた。他の帰省メンバーに打ち明けると皆同じ思いだったが、物資の支援は沖縄からは困難。義援金も口座開設などに手間が掛かる。同級生の伊禮嵐さんが、琉大生が18日に募金活動を呼び掛けているとの情報を持ち込み、参加を即決した。

 伊禮さんは「熊本と沖縄では温度差があるはず。まずは現地を知ってほしい」。金城さんも「少しでも力になれれば」と前向きだ。3年の富濱征弥さんは「自分は熊本沖縄県人会の代表として呼び掛ける」、4年の嘉手苅美聡さんは「できるだけ多くの人に協力を呼び掛ける」と意気込んだ。(社会部・島袋晋作)