10月21日投開票の那覇市長選に向けた自民党衆院沖縄1区支部の候補者選考委員会(山川典二委員長)は8日、自民党沖縄県連の会長代行で那覇市・南部離島区選出県議の翁長政俊氏(69)の擁立を決定し、同日翁長氏本人に出馬を要請した。翁長氏の後援会は9日、役員会を開き、翁長氏の立候補を全会一致で承認。翁長氏は「市長選に挑む方向で考えている。後援会の承認は大きな後ろ盾だ」と語り、今後は支援企業などから承認を取り付け、今週中にも要請を受諾する考えを示した。

山川典二委員長(右)から出馬要請書を受け取る翁長政俊氏(左)=8日、那覇市・パシフィックホテル沖縄

 翁長氏は政治経験の豊富さや自民党本部や政府からの信頼の厚さなどが評価され、選考委内でも当初から最も推す声が多かった。選考が当初の予定よりも1カ月遅れているほか、市長選3カ月前が迫る中、翁長氏を擁立して選挙戦に向けた態勢構築を加速させる。

 選考委は4月28日に設立。他薦があった候補者15人に意向確認し、前向きな姿勢を示した翁長氏や県議の西銘啓史郎氏(60)、経済関係者ら5氏の中から選考を進めていた。

 選考委は1区支部役員や、企業・団体の代表ら26人の委員で組織。国場幸之助支部長や那覇市区選出の県議、那覇市議会自民党会派の市議ら11人でつくる幹事会を中心に選考作業を行ってきた。

 一方、市政与党は現職の城間幹子氏(67)を擁立する方針で、2期目出馬に向けた態勢づくりを進めている。