那覇空港発着の空の便も10日、欠航や遅れが相次ぎ、混乱した。便の変更などで出発を待つ観光客らには疲労の色が見えた。

台風8号による欠航で搭乗便の変更手続きをする人たち=10日午後4時ごろ、那覇空港(古謝克公撮影)

 家族4人で旅行に来ていた横浜市のパク・ヨンウクさん(37)一家は、いったんは搭乗のため荷物を預けたが欠航となり、もう1泊して11日の便で帰ることにした。パクさんは「つらいですね。時間もお金も」と漏らした。5歳の息子が前日から体調を崩し、妻の上杉摩耶さん(33)は「もう踏んだり蹴ったり。ゆっくりして明日に備えたい」。

 社員旅行で沖縄に来ていた新潟県魚沼市の吉田富美男さん(62)は、中部国際行きの便を予約していたが欠航。代わりの福岡行きの便にも遅れが出た。「新潟行きの便に乗り継ぎできるか、ぎりぎりの状況」と気をもんでいた。

 岡山県倉敷市の江木昭子さん(66)は、夕方の岡山便が予定通り飛ぶか確認するため、午前中から空港を訪れた。娘の結婚式のため7日に岡山を出発する際、雨が激しく降っていた。沖縄に来てから、市内の真備町地区の甚大な被害をテレビで見て驚いた。自身も台風に遭い「自然に任せて、待つしかない」と話していた。