仕事のストレスなどが原因でうつ病などの精神疾患にかかり、県内で2017年度に労災認定されたのは、前年度比1件増の6件で、うち2件は自殺したケースだったことが沖縄労働局のまとめで分かった。前年度、自殺での労災認定はなかった。

那覇の市街地

 (政経部・屋宜菜々子)

 労災補償の請求件数は、精神疾患が22件(前年度比3件増)、過重な仕事が原因で発病した脳・心臓疾患が16件(同7件増)。17年度、脳・心臓疾患での労災認定はなかった。

 同局は、精神疾患の請求が増加傾向にあるのは「報道を通し、パワハラが労災だという認識が広がったからではないか」と推測している。精神疾患の要因については、これから分析する予定としている。

 脳・心臓疾患の請求件数も増加傾向にあるが、同局によると「過労との因果関係の証明が難しい」といい、17年度に認定されたケースはなかった。

 全国の17年度の精神疾患の労災請求は1732件で、労災認定は506件と1983年度の統計開始以降で最も多かった。うち未遂を含む自殺が98件。脳・心臓疾患の労災請求は840件あり、労災認定されたのは253件だった。