【東京】佐喜真淳宜野湾市長(53)は11日、菅義偉官房長官と首相官邸で面会し、11月18日投開票の知事選に出馬する意欲を伝えた。自民党関係者によると佐喜真氏は、支持者との相談や後継市長の人選など出馬に向けた環境整備を急ぐ考えを示したという。佐喜真氏は自民県連などでつくる候補者選考委員会から立候補要請を受け、既に後継市長の人選にも着手しており、環境が整い次第、受諾する意向だ。

佐喜真淳氏

 佐喜真氏は面会後、記者団の取材に応じ、菅氏へ「現職(市長)であり、環境整備を含めいろんなことを今考えている」と述べ、検討を進めていることを説明したと明かした。菅氏は「判断への推移をみていきたい。しっかりと考えてほしい」と応じたという。

 また、佐喜真氏は環境整備に関し「今、いきなり市を投げ出したということもできない」とも述べ、9月に市議選を控えた与党議員や後援会、経済界へ丁寧に説明する必要性を強調した。佐喜真氏は、「骨太の方針2018」に西普天間住宅地区跡地への沖縄健康医療拠点形成の推進が明記されたことに謝意を伝えるため官邸を訪れた。

 保守系の候補者選考委は今月5日、政治キャリアや知名度の高さなどを評価し、佐喜真氏擁立の方針を決定。9日に立候補要請を受けた際には「県政奪還は必要不可欠だ。要請を重く受け止めたい」と前向きな姿勢を示した。

 一方、知事選にはシンバホールディングス会長の安里繁信氏(48)も出馬意向を崩しておらず、7日には那覇市内で事務所開きした。今後、保守一本化が図られるかに注目が集まっている。