児童・生徒数の減少が進む沖縄県石垣島北部の平久保小学校とひらくぼ幼稚園の保護者らがこのほど、「平久保校区に子どもを増やそうプロジェクト」を発足した。地域の魅力を発信しUターンやIターン移住の促進を図る狙いで、7月7日はプロジェクト第1弾としてチャリティー祭りを開催。多くの親子連れや観光客が訪れ、サバニ乗船や与那国馬との触れ合い体験など保護者らが営む観光アトラクションとともに大自然を満喫した。

平久保校区の保護者らが企画したチャリティー祭りで与那国馬の乗馬体験などを楽しむ参加者=石垣市平久保

チャリティー祭りであいさつする「子どもを増やそうプロジェクト」の吉田友厚実行委員長(左から2人目)ら

平久保校区の保護者らが企画したチャリティー祭りで与那国馬の乗馬体験などを楽しむ親子連れ=石垣市平久保

平久保校区の保護者らが企画したチャリティー祭りで与那国馬の乗馬体験などを楽しむ参加者=石垣市平久保 チャリティー祭りであいさつする「子どもを増やそうプロジェクト」の吉田友厚実行委員長(左から2人目)ら 平久保校区の保護者らが企画したチャリティー祭りで与那国馬の乗馬体験などを楽しむ親子連れ=石垣市平久保

 同校区は現在、4世帯の児童5人と園児2人がそれぞれ小学校と幼稚園に在籍。過疎化が進む中、保護者らは豊かな自然景観やゆったりした生活環境などの魅力発信で全国からファミリー層の移住を呼び込み、「過疎化からの脱却」を図ろうと立ち上がった。

 実行委員長は「吉田サバニ造船」代表の吉田友厚さん(43)。イベントの企画だけにとどめず、移住者の受け皿としての空き家整備や集合住宅の建設などを行政に働き掛ける。学校と保護者の連携による地域教育や体験学習などもPRして移住を促したい考え。

 第1弾の祭りではアトラクションのほか、地元農家が提供したトマトを使った「八重山そば冷製パスタ風」と島野菜のカレーを500円で提供。安価で楽しめる企画に親子連れらの笑みが広がった。

 開会セレモニーで、吉田さんは「4家族で何かできないかと企画し、スピード感を持って開催できた。第1弾をしっかりやり、魅力を発信し続けたい」と意欲。吉田さんの長女で小学5年の宇良(うらら)さん(11)は児童を代表し「この祭りを通し平久保小学校、平久保地域の良さをたくさんの人に知ってほしい」と話した。

 平久保校区長の島尻昇さん(62)は「60年ほど前は子どももたくさんいて活気のある学校だった。どんどん減少する中、移住者の方々にここまで頑張っていただきありがたい。また第2弾、第3弾と盛り上げてほしい」と期待した。