熊本県で被災した沖縄県出身で八代市の秀岳館高校野球部とサッカー部員合わせて13人が20日、一時避難のため鹿児島経由で那覇空港に到着し、家族らに出迎えられた。

一時避難のため帰郷した熊本県八代市の秀岳館高校野球部、サッカー部のメンバー=20日、那覇空港

 3月の春の甲子園に出場した那覇市出身の3年生、宮平保汰さん(17)は「経験したことのない揺れに遭遇し、声を掛け合いグラウンドに避難した。その後は耐震強度の強い宿舎に戻り過ごした」と地震当時の様子を振り返った。父親の保治さん(48)は「私が経験したことのない地震を体感したが、無事に戻って来てくれた」と涙ながらに語った。

 帰郷した部員は学校側の方針を受け、24日まで被災地を離れ、実家で過ごすことを決めたが、大地震が発生した場合は避難を延長するという。

 2日に野球部の宿舎に入ったばかりの1年生、上原敦己さん(15)=那覇市=は「1時間おきに揺れがあった。沖縄に戻れて安心している」と表情を緩めた。母親の綾乃さん(37)は息子の肩に手を当て喜んだ。サッカー部の宮城琉国さん(17)=沖縄市=は「安全な場所に戻れてよかったが、熊本のメンバーが心配」と部員への気遣いを見せた。