名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票について、署名が約3万3千筆集まり、法定署名数に達した。県民投票の意義や運動の展望などについて、「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表に聞いた。

県民投票の意義を語る元山仁士郎代表=15日、那覇市おもろまち

 ―県民投票を実施する意義は何か

 「8月中旬の土砂投入が迫る中、もう一度県民で辺野古の問題を議論して考えたい。政府もこの動きを重く受け止めて、工事を中止し、沖縄の気持ちに寄り添うような姿勢をみせてほしい」

 ―自身のテーマとして「世代間の対話」「島々の対話」を掲げている

 「県民投票を機に、家族や親戚、友人間で辺野古の問題についての対話が生まれてほしい。離島にも足を運んだが、辺野古に思いをはせる人、遠くて分からないという人もいた。いろんな事情はあると思うが、議論することに本質的な意味がある。それが民主主義の在り方だと考える」

 ―署名開始時と比べて運動の広がりをどう感じているか

 「全県的な動きになってきていると思う。辺野古の問題は元々関心の高い問題ではあるが、集まった署名数やボランティア数を見ても、運動開始時と比べ考えられないような広がりをみせている」

 ―署名数がゼロの市町村も複数ある

 「県民投票に向けた運動を報道で知っていたが、どこで署名したらいいのか分からなかったという人も多くいた。離島にも足を運び、ゼロという市町村をなくしていきたい」

 (聞き手=政経部・嘉良謙太朗)