9秒でまるわかり!

  • リゾネックス名護が民事再生法申請。負債は本年度の最大48億円
  • 本業は順調だったが旧親会社から引き継いだ債務などが重荷に
  • 営業は続ける意向で従業員の雇用や取り引きも継続する方針

 東京商工リサーチ沖縄支店と帝国データバンク沖縄支店によると、名護市でリゾートホテルを運営するホテルリゾネックス名護(小橋川聡社長)が13日、那覇地方裁判所に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約48億円で本年度最大の倒産となった。

リゾネックス名護が全株式を取得した「ホテルシティーコート」=那覇市前島

 宿泊客の増加で収益は確保するなど、本業は順調だったが、事業立ち上げ時に旧親会社から引き継いだ債務などから事業の先行きが危ぶまれた。小橋川社長は「営業は続ける」と話し、従業員の雇用や、ホテル運営に関わる取引は継続する方針。20日に那覇市内で債権者説明会を開く。

 同社は2002年、経営難となった当時の旧松山産業が運営してきたコンドミニアムホテル事業部門を事業分割し引き継ぐ形で設立。約50法人が客室を所有するオーナーズホテルで、11年に本館隣接地に別館(56室)を建設、14年には那覇市内のホテルを買収し「ホテルリゾネックス那覇(84室)」をオープンさせ運営してきた。

 個人客や修学旅行客、海外客を受け入れ、帝国データバンクによると、18年3月期の売上高は約16億5千万円で、当期純利益は約8700万円を計上した。

 しかし、別館建設などでの借入金約20億円に加えて、引き継いだ約28億円の負債と旧親会社関係者との株式保有を巡る訴訟も抱え、結果によっては現在の運営に支障が出る可能性もあったことから、民事再生の申請に踏み切った。