脳みそがむき出しの火星人が地球を襲撃-。ティム・バートン監督のSFコメディー映画「マーズ・アタック!」では、友好的と見ていた火星人が容赦なく地球人を倒す。突拍子もない展開は驚きと笑い、遊び心が満載

▼宇宙で生命体が存在するかの興味と期待は尽きない。ただ、火星への無人探査機の調査が進む中、今のところ生命の痕跡の発見はないという

▼天体の知識は乏しいが、やはり夜空にはロマンを感じる。火星が地球に最接近するというニュースに南南東の夜空に目を凝らすと、普段見かけない赤い光を放つ星に心躍った

▼それでも確信が持てないにわか天文ファンとして、国立天文台に聞いたところ、間違いなく火星だった。思わずニヤっとしながら、あらためて「お隣さん」への興味が湧いてきた

▼公転軌道の形が違う地球と火星。約2年2カ月ごとに接近するが、31日には地球から7528万キロの距離まで近づく「中接近」となった。その距離は毎回変わり、次の2018年7月には「大接近」するという

▼台風や竜巻も発生する火星。水が流れてできたような地形も見つかっている。米の民間企業による火星への移住構想や宇宙ホテルの旅計画など夢は膨らむ。最接近の火星は「1~2週間は見える」(国立天文台)という。未知との遭遇に思いをはせるのもいい。(赤嶺由紀子)