沖縄県北谷町宮城の海中に20日、郵便ポストがお目見えした。海岸から60メートルほど沖、サンゴが広がる水深5~6メートルの海底。ダイビング中に、はがきを投函(とうかん)することができる。海の中から粋な便りが届く話題性と、北谷の美しい海の魅力に触れるきっかけをつくろうと、町内のダイビング業者が企画した。

海底にポストを設置した北谷町海域利用事業所協力会のダイバーたち=20日午前、北谷町宮城沖(齊藤靖行さん撮影)

 県内で海中ポストの設置は2013年の那覇市波の上ビーチに次いで2例目だが、現在も利用されているのは唯一となる。

 北海道からダイビングで訪れた女性(31)が第1号として友人宛てにはがきを送った。

 町内にある16のダイビングショップでつくる町海域利用事業所協力会(川崎純一郎会長)が始めた。理事の仲村学さん(41)は「美しい海に触れてもらうことが狙い。旅先や海外からのエアメールみたいな感覚でも楽しんでほしい」と多くの利用を期待した。

 耐水紙を使ったはがきは各ショップが1枚500円で販売する。はがきは協力会が週に2回ほど回収して郵便局に届ける。