沖縄県宜野湾市の路上で闘犬のアメリカン・ピット・ブルテリア(通称ピットブル)が小学生の男児と女児の2人にかみついた事件で、飼い主の30代男性が狂犬病予防法に基づく飼い犬登録をしていないことが21日、分かった。

 闘犬種は沖縄県の「適正飼養管理指導要領」で細かい管理基準を定めているが、未登録では行政の管理指導も行き届かない。事件を受け、県と宜野湾市は21日、同法と管理指導要領に基づき、男性を指導した。

 宜野湾署によると、ピットブルは首輪とワイヤロープ製のリードでつながれていたが、何らかの理由で首輪が抜け、約1メートルの塀を飛び越えて子どもたちを襲ったとみられる。重過失傷害罪も視野に当時の状況を調べている。

 ピットブルにかまれた子どもを保護した近所の女性は「女の子が最初にかまれ、かばおうとした男の子も続けてかまれた。ほうきで犬をたたいて引き離そうとしたが、かんで離してを繰り返した」と青ざめた表情で語った。かまれた男の子の母親から連絡があり、「かみどころが数センチずれていたら命に関わった」と話していたという。「2週間ほど前も首輪を付けず、道路を歩いているのを見かけた。ちゃんと管理してほしい」と訴えた。