沖縄県宮古島市でホームページ制作やシステム開発などを手掛けている「ITまっちゃ」(青柳亮一代表)はVR(仮想現実)ゴーグルを着けてダイビングやシュノーケリングを疑似体験できるサービスを始めた。昨年、日本に導入された「水中ドローン」で宮古島の海を撮影し、ゴーグルを通してサンゴ礁や亜熱帯の色鮮やかな魚を見ることができる。(宮古支局・仲田佳史)

VRゴーグルを着けて見える海の様子

VRゴーグルを着けて、水中ドローンの操縦士(左)が映す映像でシュノーケリングを疑似体験する女性=19日、宮古島市伊良部の海岸

VRゴーグルを着けて見える海の様子 VRゴーグルを着けて、水中ドローンの操縦士(左)が映す映像でシュノーケリングを疑似体験する女性=19日、宮古島市伊良部の海岸

 高齢や障がいなどで水に入ることができない人でも楽しめる新たなサービスとして、11日から提供を開始。専用の操縦士が水中ドローンで海中を撮影し、全身が鮮やかな青色のルリスズメダイやチョウの羽のような模様のセグロチョウチョウウオなど、宮古島に生息する海の生き物を紹介する。

 体験場所は観光客に人気の高い下地島の中の島ビーチ近くや、宮古島市上野宮国の博愛漁港、来間漁港の3カ所。波や風の状況によって場所を決める。体験時間は約1時間で、料金は1万5千円(税込み)。

 水中ドローンはケーブルでつながれており、可動域は周囲70メートルで、深さ30メートルまで潜れる。ダイビング業者と提携しており、別途料金で船に同乗し、ダイビングやシュノーケリングを楽しむ家族や友人の姿を後方から水中ドローンで撮影して、陸にいながら共に体験している感覚も味わえる。希望すれば水中ドローンの操作もできる。

 2018年度は80件・120万円の売り上げを見込む。19年度は石垣島や沖縄本島でもサービスを展開し、10倍の800件・1200万円の売り上げを計画している。

 青柳代表は「泳げない人でも海の世界を楽しむことができる。宮古島発のサービスとして広げ、観光の新たな起爆剤にしていきたい」と意気込んだ。問い合わせは同社、電話070(3800)9750。