琉球ファクトリー(北谷町、山城忠代表)のオリジナル島ぞうりが人気だ。ぞうり台や鼻緒の色を選べ、キャラクターや氏名を彫る自分だけの一品が作れる独自性が受け、観光客の購入や、企業からの発注が増加。前年度は3万5千足を売り上げた。鼻緒に天然ゴムを使うなど履き心地にもこだわる。日本製として外国客からも人気で、本年度から海外展開も目指す。山城代表は「沖縄の島ぞうりを世界に売り込みたい」と意気込みを語った。(政経部・照屋剛志)

自分なりのデザインが選べる島ぞうりをPRする山城代表=北谷町・OKICHU

 同社は2009年からオリジナルの島ぞうりを販売。ぞうり台19色、鼻緒12色から組み合わせ、レーザーでシーサーなどのキャラクターや氏名を彫り込むオリジナリティーが人気を集め、売り上げを伸ばしてきた。11年には北谷町に実店舗「OKICHU/沖忠」を開店した。

 13年に県の補助事業を活用し、島ぞうりのブランド化に着手。ゴムを製造する国内企業を探し出し、鼻緒は履くほどになじむ天然ゴムを採用。ぞうり台はかかと部分を厚くし長時間履いても疲れにくくするなど、差別化を図った。

 価格は1250円からと高めだが、品質の高さが認められ、15年にはウォルト・ディズニージャパンと契約し、ミッキーマウスやスターウォーズなどのキャラクターを使った島ぞうりがディズニーストアで売られている。プロ野球球団のオリジナル商品や、企業の報奨旅行の土産品といった受注も増えた。

 沖縄を訪れる外国人観光客の伸びに合わせ、外国客の売り上げも急増。SNSで話題となったこともあり、店舗販売の5割以上を外国客が占めている。

 国産の材料や、履き心地にこだわっていることなどがブランド価値となり、日本製としても信頼を得ているという。海外輸出を目指し、8月から台湾やタイ、ハワイ、オーストラリアなど6カ国で市場調査を始める。次年度には輸出を始めたい考えだ。