新しい沖縄県立八重山病院の建設用地内で、複数の不発弾が見つかり、2017年度の開院計画が2カ月前後遅れる可能性があることが、31日までに分かった。県立病院課によると、これまでに9発が処理されたが、さらに埋まっている恐れがあるとして今後、地下2メートルの深層部分について磁気探査の範囲を広げる。

新県立八重山病院の完成予想図(県ホームページより転載)

 新病院は旧石垣空港跡地で、敷地面積は約4万平方メートル。処理済みの9発は250キロ爆弾1発と50キロ爆弾4発、5インチ砲弾4発で、このうち6発が地下1メートルほどの表層部分の磁気探査で、残り3発が病院棟の基礎工事の際に発見された。

 これまでに地下2メートルの磁気探査を終えているのは、病院棟の一部で約1万平方メートル。残る駐車場部分などの探査次第では、さらに不発弾の処理が必要となる。石垣島内で建設作業員が不足している事情もあり、同課担当者は「開院が1、2カ月遅れる可能性がある」と話す。同病院建設工事の入札を巡っては、予定価格で発注者の県と業者で開きがあり、2度の入札不調で着工が遅れた経緯がある。