11月18日投開票の沖縄県知事選で、自民党県連などでつくる候補者選考委員会から立候補要請を受けている佐喜真淳宜野湾市長(53)が早ければ月内にも受諾する方向で最終調整に入ったことが21日、分かった。ただ、後継市長の人選がまとまっておらず、8月上旬にずれ込む可能性もある。複数の県連関係者が明らかにした。

佐喜真淳氏

 佐喜真氏はかねて出馬へ意欲を示しており、県連は月内の受諾表明を目指し、日程調整を進めている。佐喜真氏の立候補は、既に宜野湾市の与党市議の支持を得ているほか、菅義偉官房長官ら政府与党も支持を表明している。

 出馬に伴い、佐喜真氏は後継市長の人選を急いでいる。ただ、佐喜真氏を市長1期目から支えてきた松川正則副市長(64)を軸に調整してきたが、結論には至っていない。佐喜真氏周辺では与党市議から人選する案が強まっているものの、いまだに候補者選考委員会を正式に設置できておらず、詰めの作業は遅れている。

 佐喜真氏が立候補することに伴う市長選は知事選か9月9日投開票の市議選と同一日とする両案があり、佐喜真氏や与党市議らが検討を進めている。

 知事選にはシンバホールディングス会長の安里繁信氏(48)も出馬の意思を示しており、候補者を一本化し保守分裂が回避できるかにも注目が集まっている。

 一方、オール沖縄は現職の翁長雄志氏(67)の再選を目指しており、翁長氏も周囲へ出馬の意欲を示している。(政経部・大野亨恭)