糸満市のハーリーの強豪「チーム匠」メンバー、島袋展幸さん(41)=うるま市石川、基地従業員=と潮平寛大さん(28)=宜野湾市長田、会社員=が23、24の両日、ハーリーに似た団体競技「ドラゴンボート」で初となる日本代表候補選考会(兵庫県)に挑む。全国のパドル自慢と腕比べできるチャンスに2人は心を躍らせている。(南部報道部・堀川幸太郎)

代表候補選考会への出発前日、全国のパドル自慢と競い合えることを楽しみにしているハーリーの強豪「チーム匠」の潮平さん(左)と島袋さん=21日午後9時、糸満市糸満

 選考する日本ドラゴンボート協会(大阪府)によると、ハーリーと大きく違う点は速さを競うコースがターンのない直線であること。入水した古代中国の詩人・屈原を祭る伝統行事に由来し、1970年代から広まって世界大会もある。

 ハーリー歴10年余りの2人は昨年11月、選考会があると知り、ことし1月から始動。糸満で週3日2時間のチーム練習後に約2時間の居残り特訓。10人乗りボートを1人でこぐなど自主練習も加え、鍛えた体をさらにいじめ抜いた。

 選考会に出ることを決めたのは、昨年3大会を制した強豪チームでもハーリーでは出会えない全国の強者と競い合いたい情熱だ。「日本で自分の力がどれくらいのレベルか腕試し」と潮平さん。島袋さんも「代表選手への道を41歳で踏み出せるのは幸せ」と勝ち抜く決意を固めている。2人は18~47歳の男子70人とタイムや技術で代表候補の座を争い、アジア競技会(2018年、インドネシア)に出る代表枠を目指す。

(写図説明)代表候補選考会への出発前日、全国のパドル自慢と競い合えることを楽しみにしているハーリーの強豪「チーム匠」の潮平さん(左)と島袋さん=21日午後9時、糸満市糸満