【石垣】熊本地震を受け、八重山農林高校(渡久山修校長)の農業クラブが21日までに全クラスなど校内15カ所に募金箱を設置し、義援金を募っている。熊本は昨年の日本農業クラブ九州大会の開催地。同県の高校生と全国大会まで出場した3年の嶺井千裕さん(17)=クラブ会長=が仲間や教諭に呼び掛け、動いた。

募金活動に協力を呼び掛ける八重山農林高校の嶺井千裕さん(前列中央)ら=21日、石垣市・八重山農林高校

 テレビに映る被災地の状況を目にし「熊本がこうなるなんて信じられなかった」と振り返る嶺井さん。

 大会の主管だった熊本農業高校も避難所になったと知り「人ごとに思えなかった。小さな力かもしれないけど、八重農の『結』の力を熊本に届けたい」。

 2年生の安里萌花さん(16)は活動に当たり、沖縄の「結」を表現したハイビスカスで「くまモン」を包み込むオリジナルポスターをデザイン。

 兄が仕事で熊本県八代市にいるといい「怖いし心配だし、地元の人はもっと苦しんでる。役に立ちたい」と話した。

 集めた募金は熊本農業高校を窓口として熊本の教育委員会へ送り、学校現場へ直接届けてもらう予定だ。