宮古島市平良下里の農地でソバの実の収穫が17日から始まっている。サトウキビ収穫後の後作として、市内の農家4人が宮古島穀物生産組合(新里五尾組合長)を結成し、今年から本格的に栽培を開始した。ソバは植え付けから3カ月で収穫が可能で、気候が温暖な宮古島は「日本一早くソバを収穫できる」(新里組合長)という。

ソバの実を収穫する農家=20日、宮古島市平良下里の農地

 熊本の農業生産法人が水はけの良い宮古島の土壌に着目。市内農家でつくる同組合が昨年試験栽培し、11ヘクタールで10トンを収穫した。ことしはサトウキビ農家から畑50面を無償で借り受け、前年の3倍の農地30ヘクタールで育てている。新里組合長は「1月の長雨で畑づくりが遅れ、生育に影響が出ている」とし、収穫量は前年並みになりそうだという。

 新里組合長によると、6月頃から収穫が始まる熊本と比べ、沖縄は約3カ月収穫が早い。収穫したソバの実は熊本製粉が運営する福岡の工場に運ばれ、そば粉となる。