沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、平良朝敬会長)は8月1日から、那覇市内で電動アシスト付き自転車を貸し出し、拠点で乗り捨てが可能なサイクリングシェア事業「ちゅらチャリ」を始める。渋滞緩和につながる2次交通として活用し、エコツーリズムなど沖縄観光の新たなコンテンツに位置付けたい考え。

OCVBが始める電動アシスト付き自転車シェア事業「ちゅらチャリ」をPRをする平良朝敬会長=25日、那覇市の沖縄産業支援センター

OCVBが事業スタートする「ちゅらチャリ」のロゴマーク

OCVBが始める電動アシスト付き自転車シェア事業「ちゅらチャリ」をPRをする平良朝敬会長=25日、那覇市の沖縄産業支援センター OCVBが事業スタートする「ちゅらチャリ」のロゴマーク

 自転車の貸出台数は20台で、10月までに100台に増やす。貸し出し拠点は沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハやロワジールホテル那覇など5カ所で、貸し出し・返却が可能。運用開始までに9事業所を追加する。

 レンタル料は30分で216円、1日パスは2160円(いずれも税込み)。スマートフォンなどで専用のウェブサイトから申し込むとパスワードが届き、自転車のロックを解錠できる。支払いは原則クレジット決済だが、一部貸出拠点では窓口で1日パスを現金購入できる。

 同サービスはOCVBが2017年にドコモ・バイクシェア(東京都)らとの実証実験を経て事業化。自転車シェアサービスなどを手がける陽報(川崎市)が事業パートナーとして自転車や専用駐輪場を手配する。

 自転車は1回の充電で約42キロメートル走行可能。内蔵されているGPS機能で利用者の行動を分析し、収集したデータをOCVBの賛助会や協力市町村に提供。利用者の行動データを基に観光政策や企業戦略に生かしていく。

 専用駐輪場を設置する事業所はスペースを提供する代わりに、設置料をOCVBが負担。また売り上げの一部を手数料として受け取ることができる。

 今後は北谷町や沖縄市、北中城村の商業施設などでも同サービスの実証実験を実施する予定。全県規模での事業展開を図っていく。

 25日に事業発表した平良会長は「シェアサービスを展開する企業の新規参入も図り交通の課題を解決したい」と話した。