1967年に芥川賞を受賞した大城立裕氏の「カクテル・パーティー」がアメリカで映画化され、沖縄国際映画祭3日目の23日、那覇市のシネマパレットで公開された。定員150席はすぐに埋まり、約50人が入場できず作品の注目度の高さをうかがわせた。レジー・ライフ監督と大城氏のあいさつもあった。

上映後のフォトセッションに応じる大城立裕氏(中央)とレジー・ライフ監督(左から2人目)=シネマパレット

 原作と異なり、舞台は現代の沖縄。東京から家族で移住してきた19歳の女性が北谷町美浜で米兵に暴行される。その父親は、仕事で知り合った県内の男性に相談を持ちかける。その男性も過去に同じ傷を持つことが判明。司法へ訴えるかどうか判断するまでの曲折などが描かれる。

 ライフ監督は構想から上映まで長期間要したことに触れ、「13年もかかってようやくお見せできた」と涙ぐんだ。

 大城氏は「被害者が救われたかどうかはっきりしないところにリアリズムを感じた」と評価した。