沖縄空手

狙うは1億3000万人、世界の空手家を沖縄へ 武道ツーリズムで発祥の地へ「橋渡し」

2018年7月31日 10:01

 世界の空手愛好家を沖縄へ-。沖縄空手をツアープランに取り入れる旅行会社Ageshio Japan(アゲシオジャパン、那覇市、上田健次郎社長)が新たな沖縄の観光コンテンツ「武道ツーリズム」を発信している。ターゲットは世界中に約1億3千万人いるとされる空手愛好家ら。県内の空手道場と連携し、セミナーや合宿を開き外国人観光客の誘客を目指す。

沖縄空手専門の旅行会社アゲシオジャパンが運営する旅行予約サイト「Okinawa Karate Concierge」のHP

沖縄空手専門の旅行会社「アゲシオジャパン」の(左から)古田桂一取締役、上田健次郎社長、立津邦三旅行事業部長=那覇市

沖縄空手専門の旅行会社アゲシオジャパンが運営する旅行予約サイト「Okinawa Karate Concierge」のHP 沖縄空手専門の旅行会社「アゲシオジャパン」の(左から)古田桂一取締役、上田健次郎社長、立津邦三旅行事業部長=那覇市

 上田社長(46)は「空手本来の技や伝統、歴史を重んじ、脈々と継承する県内の指導者の教えを肌で感じてほしい」と空手ツアーの魅力を語る。

 上田社長は愛媛県出身で空手歴34年。海外で旅行会社を経営する傍ら、空手の指導も手掛けていた。昨年、沖縄に移住した際、指導者の高齢化や門下生の減少など、運営が行き詰まり閉館する道場を目の当たりにした。沖縄空手の技術や伝統を絶やしたくない思いから、これまで培った海外での経験や人脈などを生かし旅行社を立ち上げた。

 ツアーで得た収益は受け入れた道場と配分。道場の収益性を高め、指導や技術向上に専念できる環境をつくることも目指している。

 今年4月には英語版予約サイトの運用を始めた。20~30人程度の団体旅行を中心に販売。受け入れ道場の手配や航空券、宿泊施設の予約などを手掛ける。旅行プランには各流派の師範による指導を兼ねたワークショップや合宿、県内の空手道場を巡る門下生との合同稽古などがある。寺での座禅や伝統工芸品の制作など空手以外の文化体験もツアーに組み込める。

 旅行客が求める指導内容やツアープランとのミスマッチを防ぐため、申し込みの際には、流派や段位などを記入しプロフィルを作成。旅行客を受け入る空手道場と情報を共有し、希望に合ったプランを提供する。道場を訪れる前には同社で基本的な礼儀やマナーなどもレクチャーする。これまでに中国やオーストラリアからのツアー客を受け入れている。

 那覇市内の道場を中心に案内をしているが、今後は県内全域に広げる方針だ。上田社長は「海外の空手家は発祥の地、沖縄への憧れが強い。しかし、県内の道場とつながりがなく、来沖を諦める人も多いので、橋渡しをしていきたい」と語った。(政経部・仲本大地)

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