身近な沖縄県産食材を使い、短時間で手軽に作れる料理本「かんたんレシピ」を県栄養士会(下地洋子会長)が発行した。健康長寿県復活に向け、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層を意識し、通常の調理法と一緒に「やわらか食」へのアレンジを紹介。「料理が苦手な1人暮らしの学生や、新社会人にもお薦め。毎日の食事作りを楽しんで」と呼び掛けている。

県産食材などを使った手軽な調理法を紹介した「かんたんレシピ本」

 2014年度に厚生労働省の補助金で作った在宅療養者向けの料理本が好評だったことから、今回は若者を含めより多くの人に活用してもらおうと企画。同会の管理栄養士ら8人がアイデアを出し、メニューを充実させた料理本を販売することにした。

 「ハンダマ(水前寺菜)の炊き込みご飯」や「モーウィ(赤毛ウリ)のそぼろ煮」をはじめ、さんまやスープの缶詰食品なども使った計63品を掲載。通常の調理方法の説明のほかに、水溶きかたくり粉でのとろみ付けや野菜を細かく刻むといった介護食に応用するポイントも記す。

 紅芋とこしあんだけの茶巾、病院で処方される栄養補助食品に白飯としょうがを加えた玄米風ドリンクなど、スイーツも簡単でユニーク。1日に必要な食品の目安やカロリーは、イラストや写真で分かりやすく説明している。

 作成に携わった栄養士会の狩俣美智子さんと吉田陽子さんは「どこの家庭にでもあるような食材と調味料でできる料理を意識した。この本を参考に、それぞれのアレンジを楽しんでほしい」とアピールする。

 B5判80ページ、税込み千円で3千部を刷った。浦添市沢岻の栄養士会のほか、那覇市の宮脇書店那覇国際通り店やジュンク堂書店那覇店で購入可能。同会のホームページから印刷した申込用紙で、郵送にも対応する。問い合わせは同会、電話098(942)5311、ファクス098(942)5312。