沖縄県読谷村の都屋漁港の沖合にある大型定置網に25日朝、世界最大級のウミガメ「オサガメ」がかかっているのが見つかった。熱帯のインドネシアなどで産卵・生息する絶滅危惧種で県内への漂着は珍しい。生きたまま県内で確認されたのは同じ定置網にかかった2000年4月以来16年ぶり。

定置網にかかり、保護されたオサガメ=25日午前11時前、読谷村都屋漁港内(海洋博公園提供)

 海洋博公園によると、午前7時半ごろ見つかったオサガメは甲羅の長さが139・6センチ、体重240キロ。大人になる少し前の子どもの雄。同公園動物管理チームの河津勲サブリーダーは「生息地はもっと南にあり、県内で発見されるのは珍しい」と話す。

 体にすり傷があり、同チームが保護し搬送途中の正午ごろに死んだ。標本にして展示することを検討している。

 国内では本州の日本海側でまれに漂着例が見られ、産卵は鹿児島県の奄美群島で02年に唯一、確認された。16年前に県内で発見された際は同公園が保護した数日後に死んだ。2000年には嘉手納町の海岸で死んだ状態で発見された。