文部科学省は31日、全国の小学6年生と中学3年生を対象に4月に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。沖縄県内の公立小学校は全5科目とも全国平均との差が3ポイント以内で、ほぼ全国平均並み。中学校は各科目とも全国平均を3~7ポイント下回り、数学は昨年より差が開いた。3年ぶりに実施された理科は、小学校が初めて全国平均を上回った。全国的に正答率の差は小さく、学力の底上げ傾向が続いた。

 県内小学校は算数Aの平均正答率が全国平均より2・5ポイント高く、5年連続で全国平均を上回った。ほかの科目も2014年以降は他県と肩を並べている。

 中学校は、全国平均より数学Aがマイナス7・1ポイント、数学Bがマイナス6・9ポイントだった。07年に最大13~14ポイントあった差は大幅に縮小したが、伸び悩んでいる。県教育委員会は「中学校では学習内容が増えるため、いったんつまずくと厳しくなる。教科担任制で学校ぐるみの対策が取りにくく、生活指導などの課題もあり成果が出にくい」と分析する。

 県内の公立校の参加状況は、小学校が261校で1万5797人、中学校が150校で1万5029人が参加した。