【東京】台湾から与那国島まで太古の航海を再現・検証する国立科学博物館の「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」の海部陽介代表らは31日、本番前の航海実験で使う丸木舟の製作風景を公開した。沖縄県出身の女優満島ひかりさんが特別ゲストで訪れ、石斧(せきふ)を使って木を削った。

プロジェクトをアピールする満島ひかりさん(中央)ら=31日、東京・上野の国立科学博物館

 2016年に始まったプロジェクトはこれまで、草と竹を材料に舟を造り、実験を重ねてきた。今回は第3の候補として「木」に着目。日本列島に約3万8千年前からあった「刃部磨製(じんぶませい)石斧」で長さ7・5メートル、直径1メートルのスギを切り倒し、加工している。

 東京・上野の同博物館の正面玄関で製作体験した満島さんは「全て自然のもので造るのは気持ちがいい」と感想。プロジェクトは「ロマンがあって面白い。3万年前、人は自然と共存して生きていたんでしょうね」と笑みを浮かべた。

 現在、計画に必要な資金3千万円をクラウドファンディング(https://readyfor.jp/projects/koukai2)で募っている。9月14日まで。