沖縄タイムス社(武富和彦社長)は1日までに、コワーキングスペース(共用オフィス)のプロデュースなどを手掛けるマッシグラ(東京都、金子智一社長)と共同出資の新会社「マッシグラ沖縄タイムス」を設立した。那覇市久茂地のタイムスビル2階に今年12月、「Howlive(ハウリヴ) 沖縄タイムスコワーキングプレイス」(8ルーム・20席)を開業する。今後も、県内各地にコワーキングスペースを展開し、さまざまな職種の人たちの仕事を支援していく。

タイムスビル2階に12月開業予定の「Howlive 沖縄タイムスコワーキングプレイス」のイメージ図

 コワーキングスペースは、仕事や打ち合わせに使える共用のオフィス。ハウリヴは、県内では数少ない「コミュニティー型」を志向しているのが特徴。オフィス部分に隣接するギャラリーでセミナーや交流イベントを継続的に開催し、多様な分野の人が参加するコミュニティーを創出。利用者同士の連携を促し、ビジネスマッチングや円滑な資金調達などに結びつけていく。

 県内外の企業やベンチャー、研究・行政機関、クリエーターなど若手リーダー層のほか、大手企業のリモートワークの拠点やサテライトオフィスとしての利用を見込んでいる。

 琉球銀行とタイムス社がベンチャー企業の創出と育成を目的に昨年から実施している「沖縄スタートアッププログラム」の開催拠点にも位置付ける。投資家向けのビジネスコンテストを定期開催し、ベンチャー企業の支援を強化する。

 新会社の社長に就いた金子氏は「本土やアジアに近く、自然も豊かな沖縄は暮らしやすさと質の高い仕事を両立できる魅力的な土地。ビジネスにつながるよりよいアイデアを生み出せるような『場』を提供し、企業や働く人の変革を応援したい」と語った。

 新会社はマッシグラが51%、タイムス社が49%を出資。タイムス社からは瑞慶山秀彦専務と、総合メディア企画局デジタル戦略部の木下勝彦副部長が取締役に就く。