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76歳の空手家、キレキレの円熟味 フランスの弟子連れ「沖縄との懸け橋に」

2018年8月3日 09:15

 第1回沖縄空手国際大会(主催・同実行委員会、県、沖縄伝統空手道振興会)の海外・県外予選が2日、那覇市の県立武道館と豊見城市の沖縄空手会館で始まった。同日は首里・泊手系の少年男女、成年1男子、成年2女子と上地流系、古武道の棒の予選があり、エントリーした約400人が4日からの本大会出場を懸け、熱戦を繰り広げた。3日は首里・泊手系の成年1女子、成年2男子、シニア男女と古武道のサイ、那覇手系の予選があり、本大会全出場者が出そろう。

予選でキレのある動きを披露した島袋幸信さん=2日、那覇市の県立武道館

予選でキレのある動きを披露した島袋幸信さん=2日、那覇市の県立武道館

海外・県外予選始まる

 2日の上地流系シニア男子の海外・県外予選に出場した浦添市出身の島袋幸信さん(76)は、演武前、フランスから一緒に来た教え子たちの姿を見つけ、スタンドに手を振った。

 20歳ごろに空手を始めた島袋さん。上地流の協会に海外へ指導者を派遣する依頼が来て、島袋さんが誘われた。1970年代にカリブ海のフランス領マルチニークや、フランス本国で空手を教えた。84年からフランスに定住し指導を続け、上地流を学ぶ人は同国内で約700人に増えた。

 「海外の空手家は、沖縄を目指している」。生徒の中には沖縄を何度も訪れている人がいて、会員制交流サイト(SNS)を通した交流も進む。「ヨーロッパと沖縄はどんどん近くなる」。第1回国際大会には自身だけでなく、生徒たちも出場させたいと、約10人を連れ沖縄入りした。

 予選では、キレのある型を披露し、6人中2位で4日からの本大会に進んだ。「予選突破できて良かった。上位に食い込みたい」と意気込む。自身は「今回が限界」だと思うが、沖縄とフランスの懸け橋になる教え子が育っていくのが喜び。この日は4人が予選を突破し、「自分のことよりもうれしい」と語った。(社会部・岡田将平)

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