5人の子どもたちがいる。それぞれに難病を抱えてほとんどの時間を病院で暮らす子もいる。だがどうだろう。彼らの周りには笑顔があふれ、こちらがハラハラするくらいに病院を全力で走りまわり、家族との今日を謳歌(おうか)している。

「子どもが教えてくれたこと」

 自身も2人の娘を病で亡くした監督が病気の子供たちを“かわいそう”ではなく、彼らの一瞬一瞬が輝くように生きている様を撮りたかったと語るように、子どもたちは、過去や未来に翻弄(ほんろう)されずに、今そこにある命を精いっぱい生きている。

 そして彼らは総じて小さな哲学者だ。

 “悩み事は脇に置いておくか付き合っていくしかないのよ”と語る8歳の少女は、動脈性肺高血圧症で運動が制限されている中、大好きなお芝居をしながら人生を楽しむ達人でもある。必見!

(スターシアターズ・榮慶子)

◇きょうからパレットで上映予定