大型連休期間に入った。せわしい東京でも「ちょっと一息」という雰囲気が無くもないが、何か落ち着かない。政界やメディアの関係者が中心にではあるのだが…

▼「夏にやるのか、やらないのか」。関心は「同日選」の行方である。夏の参院選と合わせ衆院選もダブルで実施するかどうか、安倍晋三首相が解散に踏み切るかどうかである

▼全国紙でも見方は割れる。「見送り」と断定的に書いた新聞もあれば、「見送り強まる」と弱めの社もある。現政権との“距離感”が近いとされる新聞でも割れる。正解は首相の胸の内なのだから致し方ない

▼予想を左右する変数はいくつもある。消費再増税の判断はどうなるか、経済指標は、世論の風向きは、などなど。国会の動きをみていると同日選ができる環境づくりを着々と整えているように映る。官邸筋によると、首相は断行するとの見方が強い

▼前回も「大義なき解散」との批判があったが、今回解散するとしても大義を探すのは難しい。前回選挙から2年もたっていない

▼大地震に襲われた熊本、大分の被災地を思えば、やってる場合かという気がする。惨状があり、テレビの地震速報は2週間たっても続く。人々の悲しみ、落胆、不安を思うと気がふさがる。決断をする人の胸に、被災者を受け止めるスペースがあればと願いたいが…。(宮城栄作)