【久米島】国内でめったに見られない、珍しい小型のタカ、カタグロトビが1日から14日ごろにかけて久米島上空で目撃された。環境省の委託を受け、町で鳥類の標識調査を行っている前原一統(かずのり)さん(52)が確認した。前原さんは1日、久米島空港に近い場所で、高さ約20~30メートル上空を飛ぶカタグロトビを見つけた。3日はサトウキビ収穫後の草地でバッタや小鳥などを捕食する姿を確認した。10メートル近い強風が吹く中で体を保つ「ホバリング」をする様子も見られたという。

上空を飛ぶカタグロトビ=3日、久米島町(前原初子さん撮影)

 カタグロトビは昨年9月、石垣島に飛来している。前原さんは約15年、毎年この時期に久米島で鳥を観察しているが、カタグロトビを見るのは初めて。「餌を探しに来たというよりも、強い西風に乗って久米島に迷い込んだのかもしれない」と話している。同時期、カバイロハッカチョウ、オオチドリ、カラアカハラなど多くの鳥が久米島に飛来している。