県警は大型連休中の飲酒運転取り締まりを強化する。交通企画課が過去5年間に発生した飲酒がらみの人身事故の発生を月別で分析した結果、大型連休のある5月に多発する傾向があるためだ。さらに、アンケート結果から飲酒後に運転するつもりだったとする“確信犯”の実態も浮き彫りになっており、同課は「連休中は飲酒の機会も増える。飲酒運転の取り締まりをより一層強化する」としている。

 同課が2003年から実施する飲酒運転の摘発者を対象にした実態アンケートによると、2015年は「酒を飲んだ後、車を運転するつもりであった」の割合が72・5%で、統計開始以来、最高となった。最低だった03年の17・6%から、ほぼ右肩上がりで推移している。

 ことし3月末までに摘発された266人のアンケートの結果も確信犯は73・7%(160人)に上った。さらに、飲酒運転で摘発された時間帯は午前2時~同3時が12%(32人)で最多だった。飲酒した場所から自宅までの距離が1~5キロ以内が66・3%(175人)で最も多く、5~10キロ以内(20・8%)の3倍強だった。

 飲酒運転した理由は「その程度は大丈夫だと思った」が34・5%(90人)、「警察に捕まらないと思った」が32・6%(85人)、「仕事に車が必要」13%(34人)が、上位を占めた。

 県警交通企画課の新木満次席は「取り締まり強化に加え、社会全体で飲酒運転を根絶する機運をさらに高める取り組みも重要だ」と強調した。