戸板に寝かせられ自宅に運ばれた母親。「もう亡くなっている」。近所のおばさんが嘆いた。爆風で吹き飛ばされた母と1歳の妹を探し出した父親の足は血だらけだった。「ワー、ワー、ワー」。爆風で顔が膨れ上がった妹が激しく泣いていた。当時5歳の屋嘉比智章さん(75)=那覇市=の記憶だ。