プロボクシング元世界王者、具志堅用高さん(60)=沖縄県石垣市出身=の国際ボクシング殿堂入りを記念した特別講演会が4月28日、母校の興南高校(那覇市)で開かれた。集まった約1200人に、「興南で一生懸命学んで、スポーツの世界ならオリンピック、企業なら一部上場、公務員、それぞれの頂点を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。

「一生懸命学んで、それぞれの夢、頂点をつかんでほしい」と後輩に語りかける具志堅用高さん=4月28日、興南高校

 具志堅さんは元世界ジュニアフライ級(現ライトフライ級)王者で、13連続防衛の日本記録を持つ。

 中学までやんちゃだったという具志堅さん。それでも腕っぷしの強さだけでは世界は取れなかったとし、「興南高校でボクシングに出合って、一番教えてもらったのはあいさつ。どんな世界でもあいさつができる人は通用する」と礼儀の大切さや、精神力の重要性を伝えた。

 偉大な記録を打ち立てたが、「高校時代は世界王者になる夢はなく全国制覇に向けて、一生懸命だった。目の前の目標をしっかりやれば、次の夢に達することができる」と話した。

 講演は二部構成で、後半から興南の先輩、我喜屋優理事長と元クラスメートで車いすの唄者、我如古盛健さんも参加。仲間と手をつなぎ合わせてリングをつくったことなど、部活動に打ち込んだ高校時代のエピソードを紹介した。