モデルとして活躍する県出身の玉城ティナの初写真集「ティNa EROス BY KISHIN」(小学館、2700円)が4月1日、全国で発売された。本人の要望で、数々の女優ら著名人を撮り続けている写真家の篠山紀信が県内で撮影した。肌を大胆に見せるポーズもあり、玉城は「脱皮した」と納得の表情。巨匠から被写体として新たな顔をどう引き出されたか。(学芸部・松田興平)

写真集「ティNa EROス BY KISHIN」を発売した玉城ティナ=那覇市牧志(渡辺奈々撮影)

 玉城は雑誌「ViVi」専属モデルで、女子中高生から支持を集める。誌面上では、くっきりした目鼻立ちに鮮やかなメークを施し、きりっとした表情が印象的だ。

 一方、篠山は宮沢りえ、ジョン・レノンとオノ・ヨーコ、三島由紀夫など数々の著名人を撮り、語り継がれる写真を世に出してきた。18歳の旬のモデルは「私をどう撮ってくれるんだろう」という好奇心と挑戦心でオファーした。

 写真集では雑誌の顔とは雰囲気が異なる、肩の力を抜いた大人っぽい表情が目立つ。初の水着や私服でも撮影。ボクシングリング上では力強いポージングを見せた。

 「結構、ぺらっとした格好で撮ってもらった。全然、強要とかはなかった。いいね、とか声をかけてもらいながら。2人で会話するうちに自然に撮っていただいた」と、笑いながら振り返る。

 昨年10月末に5日間、沖縄本島と久高島で撮影された。海辺や外国情緒あふれる街角で、玉城はみずみずしい姿を見せる。

 彩度の高い亜熱帯の地を巡っていると「沖縄ってこんなところがあったんだ」「そういえば10月でも暑かった」と感性が刺激され続けた。

 知らない地元の風景の中で一流とのやりとりの上で多彩な姿が写真集に納まった。「私っていろいろ知らなかったんだな、と実感しました」

 たましろ・てぃな 1997年、沖縄生まれ。14歳で「ViVi」の最年少専属モデルとなる。映画「オオカミ少女と黒王子」(今月公開予定)、「貞子VS伽椰子」(6月公開予定)に出演。