文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について同省は2日までに、調査前に過去問題を授業で集中的に解かせるなど、点数を上げることを主目的とした取り組みをしないよう求める通知を各都道府県に出した。

 県教育庁は連休明けにも、各教育事務所を通して市町村教育委員会に周知させる予定。

 文科省は通知で、行き過ぎた過去問題の使用は「調査の趣旨、目的を損なう」と指摘。学力を把握し指導に生かすという調査の趣旨を、学校や教委間で浸透させるよう促した。

 県内では4月の実施前に多くの学校が過去問学習などに取り組んでおり、現場から「どこからが行き過ぎなのか分からない」との戸惑いも漏れる。

 馳浩文科相は4月20日の記者会見で「成績を上げるため過去問題の練習を授業でやっていたなら本末転倒。点数を競争するための調査ではない」などと発言。一方で「過去問の実施すべてを否定するものではない」「本来の在り方に反して行われていることが問題」と述べた。