沖縄県の翁長雄志知事の訃報を受け、自身の著書「戦う民意」(角川書店)など関連本の売れ行きが伸びている。那覇市牧志のジュンク堂書店那覇店では8日夜から、追悼の言葉を添えた特設コーナーを設けて関連本5冊を陳列した。

書店に設けられた翁長知事の特設コーナー

 「戦う民意」は2015年発行。同店では翁長知事の訃報が報道された8日夜から再び売れ始め、9日夜までに完売した。出版社に在庫を問い合わせたが、すでになかったという。

 森本浩平店長(43)は「沖縄のために尽くした功績が評価され、足跡をたどりたいというお客さまが手に取っているのでは」と推し量る。特設コーナーで足を止めた西原町の男性(86)は「政府の圧力にも負けず、沖縄戦、基地の重圧の歴史を訴えた。よくぞ沖縄魂を見せてくれた。本当に惜しい人を失ったよ」と目に涙をためた。

 大手通販サイトのアマゾンでは9日午前10時半時点で、松原耕二さん著「反骨 翁長家三代と沖縄のいま」(16年、朝日新聞出版)が本の政治家部門売り上げランキングで2位を記録した。