【イスタンブール共同】トルコの通貨リラは10日、対米関係の緊張を背景に、外国為替市場で9日に続いて最安値を更新し、一時1ドル=6リラ台後半まで急落、この日だけで約20%下げた。リラは今年に入り4割以上も下落しており、輸入品の高騰などでトルコ経済に打撃を与えるのは必至だ。トルコに融資する欧州の金融機関の経営への悪影響が意識され、円高ユーロ安も進んだ。

 トルコリラ紙幣を数える最大都市イスタンブールの両替商=2日(ロイター=共同)

 トルコメディアによると、エルドアン大統領は9日夜、リラ安は外国勢力によるトルコへの反対運動だと演説。10日には「経済戦争に負けない」と強調、リラを支えるため国民に金やドルをリラに交換するよう呼び掛けた。(共同通信)