うるま市赤野区創立100周年チャリティーとなる具志川ナイター大闘牛大会in 島唄ライブ(主催・具志川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が7日午後7時から、うるま市石川多目的ドームで行われる。県内各地の組合から選抜した20頭による10取り組みが予定されている。デビュー戦となる牛や徳之島からの移籍牛など“新顔”が目立ち、新鮮さが際立つ編成。明日のスター牛を発掘することができるかもしれない。闘牛通には見逃せない大会となりそうだ。

復活なるか。区切りの10勝目に虎視眈々の富士若

雪辱を果たし上位グループ入りをめざす古郷成号

復活なるか。区切りの10勝目に虎視眈々の富士若 雪辱を果たし上位グループ入りをめざす古郷成号

 注目は、結びの一番で行われる軽重量級の強豪同士のリターンマッチ。「雪辱」か「返り討ち」か。前回も激戦だったが、今回も見応え十分の攻防が期待できる。リターンマッチを行うのは有心富士若と古郷成号。両牛は昨年11月秋全島の6番戦で対戦。接戦となったが11分余の激戦を制したのは富士若。古郷成号の雪辱なるかが焦点だが、闘牛界のリターンマッチでは前回の勝者が7割方勝っているとのデータがあり、雪辱をめざす側には気になるジンクスではある。

 富士若は徳之島で4戦無敗(入福パンダ、九紋龍、蜂男トガイー、清剣を連破)の猛者。蜂男や清剣といった強豪との戦いが評価され、一躍人気花形牛となった。勢いを買われ中量級王座に王手をかけたが、13年夏に沖縄に電撃移籍した。沖縄では危なげなく2連勝。14年8月に6戦全勝で闘将ハヤテの中量級王座に挑戦したが、18分余で惜敗した。初黒星となり、その後は長期休養に。再始動は15年3月で一発逆転満光希JAPANを一蹴した。

 5月の全島大会で7連勝中だった徳昇龍を下し、再び上昇気流に乗ったかに見えた。しかし、今年3月の闘牛ダービーで龍神アグレ號に屈した。両牛の戦歴比較から優勢と見られていただけに、やや首をひねる敗戦だった。今後に暗雲が垂れ込めた感は否めないが、前回下している相手だけにここは大いに期待できる。ジンクス通り勝利をつかみ、再起を果たせるかどうか。通算9勝2敗。

 古郷成号は旧名が東昇黒天王。こちらも徳之島からの移籍牛(徳之島名は海進美優均丸)で通算3勝2敗。昨年3月沖縄デビューし、どぶろっく、黒岩号に勝っている。戦歴が浅く、まだ評価が固まっていないが、前回の敗戦が妙薬になる可能性がある。これまでより積極的に攻めるようになれば、一皮むけそうだ。富士若が前場所は黒星だけに、今回はつけ込むチャンスがある。いずれにせよ終始先手で攻めることが勝利の条件。対戦開始10分超で、富士若を疲れさせる場面をつくれるかどうか。

 「初顔」の中で関心を集めるのは3番戦に抜てきされた源大心と指名特番の有心海龍号。大心は徳之島で1勝を挙げており、稽古の評判も上々。海龍号は超大型牛で今回がデビュー戦。ふたを開けてのお楽しみとなりそう。

 午後6時30分から前座余興として神谷千尋の島唄ライブもある。(又吉利一通信員)

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 入場料は大人3千円(女性2千円)、中高生千円、小学生以下は無料。