【国頭】国頭村楚洲の農業振興地域(農振地)に昨年5月に建設された民間サーキット場が農業振興地域整備法違反に当たるとして、村が地権者に対し原状回復を求めて口頭や文書で指導していたことが7日までに分かった。地権者は養豚業を営んでおり「将来的に観光型牧場を目指していく」として応じない構えをみせている。

荒れ地を整備してつくったサーキット場

 昨年9月、サーキット場が建設されているとの情報が村に寄せられ、村と県が違法行為を確認した。サーキット場の敷地面積は約8千平方メートル。

 農振法は農畜産業用地の計画的保全を目的とし、県が指定する農振地は農業に関連した土地使用に限り認めている。村経済課は「サーキット場は農業に関係なく、明らかな法律違反」と指摘。同課は昨年9月ごろから口頭や文書で指導を繰り返しているが、地権者は「将来的に観光型牧場を目指す中で、サーキットは話題づくり。農業振興に資するもの」と反発している。

 今後、村の指導に従わない場合は県が指導する。県北部農林水産振興センターの担当者は「地権者が応じない場合、期限を設けて原状回復を求めることも検討する」としている。