【森田のりえ通信員】高齢化社会に向けて北米沖縄県人会婦人部は4月14日、カリフォルニア州ガーディナ市の県人会館で「認知症と老化の違い」について専門家を招きセミナーを開催した。日本語部12人、英語部40人が参加し、いまや県人会員の75%は70歳を超える現状を考えながら学んだ。

認知症などについて学んだセミナー=4月、カリフォルニア

 セミナーでは、日本語を主体に暮らす人々のサービス団体リトル東京サービスセンターからケースマネージャーの鎌田聖子さん、また英語で会話する人を対象にアルツハイマーの専門家ケディきみ子さんが講師に招かれた。

 2人はまず、認知症と老化の違いを説明。その後、参加者に簡単なテストを行ったところ、完璧に答えられたのは1人もいないという結果となった。続いて認知症の種類や脳に及ぼす影響、診断、兆候、予防、介護、体操、健康保険の適用範囲、対処法などの詳しい説明があった。

 現在、アメリカではアルツハイマー患者が500万人いて、その70%は在宅介護だという。親を介護している人や介護を経験した人々の体験談などもあり、明日はわが身と真剣に聞き入る人など、身近な問題として活発な質疑応答が行われた。

 講師の2人は「介護は一人ではできない。助けを求めるべき時は一人で抱え込まずサービスセンターに相談してほしい」と会を締めくくった。

 山内繁子婦人部長は「次回は椅子に座ったまま、または立った状態でできる簡単な健康体操のセミナーを計画したい」とし「料理教室や会員の親睦だけではなく、会員が何を必要としているかを把握して活動を広げていきたい」と話していた。