沖縄県名護市辺野古の新基地建設阻止へ翁長雄志知事を支援してきた県内ホテル大手「かりゆしグループ」が、9月30日投開票の県知事選で特定の候補者を支援せず、自主投票とする方針を固めたことが20日分かった。平良朝敬オーナーが同日、沖縄タイムスの取材に答えた。平良氏は「翁長氏を支援してきたが死去したことで、(他候補を支持する)理由がない」として、県知事選の動向を静観する考えを示した。

 かりゆしグループは前回の県知事選で金秀グループとともに、経済界の立場として「オール沖縄」を支援。翁長氏当選の原動力となった。だが、今年4月、同グループが求める県民投票が実施困難になったことと、特定の政党色が強くなったことを理由に「オール沖縄会議」を脱退した。ただ、翁長県政を支える立場は変わらず、支援を続けてきた。

 候補者選考作業を進めている県政与党や労働団体などでつくる「調整会議」(議長・照屋大河県議)は、自由党幹事長で衆院議員の玉城デニー氏(58)の出馬に向け最終調整に入っている。また、金秀グループの呉屋守將会長は玉城氏の支援に意欲を示している。