【東京】沖縄県の翁長雄志知事は9日、首相官邸で菅義偉官房長官と会談し、政府が取りまとめる経済財政運営の指針「骨太方針」に、沖縄の子どもの貧困対策を含めた沖縄振興を引き続き国家戦略として総合的・積極的な推進を盛り込むよう要請した。

菅義偉官房長官(左)と翁長雄志知事

 また、同行した佐喜真淳宜野湾市長と大城肇琉球大学長らと連名で、西普天間住宅地区での国際医療拠点の形成に向けた政府の積極的な財政支援なども要請した。

 翁長氏は訪米に先立ち、官邸を訪れた。

 要請後、取材に応じた翁長氏によると、菅氏は「(要請の)趣旨に同意する。みんなで力を合わせて頑張っていこう」と応じたという。

 翁長氏は子どもの貧困対策に関し「沖縄県にとって深刻な問題。国と県、関係市町村が全力を挙げて取り組む決意を示している。改めて国の支援を要請した」と話した。

 内閣府では島尻安伊子沖縄担当相に要請。島尻氏は国際医療拠点の形成について「国がアクセルを踏んでいけるように取り組んでいきたい」と全面支援を約束した。