【波照間島=竹富】旧盆ナカヌヒー(中日)の24日、竹富町波照間島では先祖を供養し豊年豊漁を祈願する伝統の「ムシャーマ」が開かれた。島最大の行事で、ミルク(弥勒)が住民らを伴い練り歩くミチサネ(仮装行を列)をはじめ、ボー(棒術)やテーク(太鼓)、獅子舞など多彩な演舞を披露。住民総出で島の繁栄を願った。

帰りの「ミチサネ」で住民らを引き連れて集落へと向かう西のミルク=24日、竹富町波照間島

 ミチサネは西、東、前の各集落ごとに行い、子どもからお年寄りまで舞踊や創作踊りなどを繰り広げながら主会場の波照間公民館前に集結。ニンブチャー(念仏踊り)ではボーとテークの出演者全員で円を描き、厳かな歌と舞を奉納した。

 午後の舞台芸能も集落ごとに狂言や伝統舞踊などを披露。最後は棒を手に独特の踊りで獅子を迎える「シーシン棒」の舞の後に各集落の獅子6頭全てが広場に登場し、乱舞した。

 公民館長の金武清也さん(61)は「昨日までは悪天候が予想されていたが晴れてくれて良かった。島最大の行事を無事に終えてホッとした」と笑顔を見せた。