琉球銀行、沖縄銀行、沖縄海邦銀行の2016年3月期決算が13日までに出そろった。沖縄県内経済の拡大を背景に、企業向けの事業性融資と個人向けローンが増加して貸出金残高は3行とも伸び、金利低下分を補った。売上高に当たる経常収益は前期比3・04%増の909億3400万円、当期純利益は1・6%増の134億900万円と利益を確保した。日本銀行が2月に導入したマイナス金利と金融機関の競争激化による金利低下で経営環境は厳しくなるが、3行は旺盛な資金需要を取り込み、収益確保を目指す。

県内3行の2016年3月期決算と17年3月期見通し

 経常利益は前期比0・38%減の209億6800万円。琉銀と沖銀は与信コストが減少して増益となったが、海銀は前期にあった貸倒引当金戻入益がなくなり与信コストが増え減益。3行全体では微減となった。本業のもうけを示すコア業務純益の合計は、203億2700万円で8・16%減少。システム更改や新本店完成の事務費用などで経費が膨らんだ。

 貸出金残高(平均)は不動産業、医療・福祉を中心に伸び、5・28%増の3兆1239億円となった。利回りは琉銀が0・08ポイント、沖銀0・14ポイント、海銀0・1ポイントそれぞれ下がり、歯止めはかからない状況だ。

 一方、預金利回りは琉銀と海銀が横ばい、沖銀は0・01ポイント低下と下げ止まった。預金残高(平均)は法人・個人ともに順調で4・25%増の4兆4257億円だった。

 自己資本比率は、貸出金残高の増加に伴い3行とも低下した。不良債権比率はほぼ横ばいとなった。