【読谷】村高志保の波平弘子さん(72)宅の庭にある柿の木が4月下旬から、1センチに満たない小さな黄白色の花をたくさん付けている。朝になると木の周囲は落ちた花でいっぱい。波平さんは「この季節は、すずらんのようなかわいい花を見るのが好き。花じゅうたんのよう」と初夏の風物詩を楽しんでいる。

「柿の白や黄色の花がかわいらしい」と話す波平弘子さん=読谷村高志保

波平さん宅の庭に落ちた柿の花=読谷村高志保

「柿の白や黄色の花がかわいらしい」と話す波平弘子さん=読谷村高志保 波平さん宅の庭に落ちた柿の花=読谷村高志保

 柿の木は、亡くなった波平さんの父が50年ほど前に、苗を植えて育てた。冬場はすべて葉が落ちるが、例年4月ごろに一気に芽吹いて花をつける。

 落ちる花が、気になりだしたのは10年ほど前から。例年10日間ほどの短い楽しみと言い「毎朝のそうじで、はくのがもったいない」と深い愛情を寄せる。白い花を集めジャムにすることも考えているという。柿の実がとれる機会はなかなかない。いつもコウモリが食べてしまうからだ。10年ほど前に1度だけ口にしたことがあるが「甘くておいしかった」と懐かしそうに話した。