知念漁業協同組合は3日までに、体長1・5メートルから2・7メートル、体重18・5キロから109キロのサメ8匹を駆除した。同組合によると、駆除事業では過去最多の捕獲数で、糸数栄組合長(66)は「これだけ捕獲できるとは」と驚いた様子で話した。

駆除事業で捕獲されたサメ=3日、南城市知念海野(知念漁協提供)

 捕獲したのは糸数組合長と同組合会員の島袋朝典さん(60)。2人は8月31日の夜、沖縄県南城市の安座真港沖合で600メートルのはえ縄を仕掛け、1日の朝に確認したところサメがかかっており、海野漁港に水揚げした。

 糸数組合長によると、以前、地元の組合員から「素潜り漁の最中にサメを見掛けた」との報告が相次ぎ、漁場の安全を守るため3年前から駆除を始めているという。これまでに捕獲したサメは計5匹だったが、今回は1度の捕獲で過去の実績を大きく上回った。

 同組合によると、これまでにサメによる人的被害は出ていない。糸数組合長は「観光客や漁業者に安心してもらえるよう、今後もサメの駆除に力を入れたい」と話した。