【平安名純代・米国特約記者】訪米中の翁長雄志知事は17日(日本時間18日)、米有力議員のコクラン上院歳出委員長とワシントンで会談し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画の阻止に向けた県側の取り組みを説明し、議会の協力を求めた。コクラン氏は沖縄タイムスの取材に対し、「基地を抱える地元の声を直接聞く機会は貴重だった」と会談を評した上で、「何ができるか検討したい」と述べた。

上下院議員12人との会談を終え記者の質問に答える翁長雄志知事=17日、ワシントン

 予算額をとりまとめる歳出委員会の委員長は、米議会で大きな権限を持つ。

 コクラン氏は本紙に対し、米国内では基地のある地域住民の声を重視するのは当然との認識を示した上で、「地元が反対する計画をなぜ日米両政府が進めているのかなど調査したい」と述べた。

 翁長知事はコクラン氏のほか、上下両院議員6人と会談。在沖米海兵隊のグアム移転計画に関わる議員らを含め、2日間で計12人(補佐官対応1人)と会談した。

 ワシントンでの要請行動を終了した翁長氏は、上院議員会館前で記者団に対し、コクラン氏との会談で米政府が沖縄の声を聞くための取り組みをしているかなどと問われたのに対し、「日米両政府は名護市辺野古への移設が唯一と繰り返すのみだ」と指摘。その上で、「米国が沖縄の声を直接聞くような取り組みがあればありがたい」と述べ、協力を求めたことなどを明らかにした。

 翁長氏は18日に元米副大統領で駐日大使を務めたモンデール氏と会談する。