沖縄県コンクリート二次製品協同組合(宜野湾市、大城保一代表理事)はこのほど、車道と歩道を区分する歩車道境界ブロックに、バリアフリーの要素を盛り込んだ「ゆいバーサル縁石」を開発し、県内での普及に努めている。同組合の上地勝男営業課長は「段差をなくして、バリアフリーを実現した。みんなが住みやすい街づくりに利用できる」と話している。

北谷町浜川漁港前で使用されている「ゆいバーサル縁石」(県コンクリート二次製品協同組合提供)

 同組合によると、県内の道路と歩道では約5センチの段差があり、横断歩道など歩行者が横断する歩道乗り入れ部分には緩やかな勾配をつけている。それでも直接の段差が2センチ残り、「高齢者や身体障がい者、ベビーカーやショッピングカートの利用者は段差を感じて歩きにくい」と上地課長。同組合はこの歩道乗り入れ部分のスロープを道路との接地面まで延長し、車道と歩道との段差をゼロにしている。また勾配角度を従来の10度から7度に縮め、楽に上れるように工夫している。そのほか、視覚障がい者が識別できるように「停止」を表す突起物を縁につけた。溝を設けて滑り止めの機能もある。

 従来品とはサイズが異なるため、新規道路工事での使用となる。上地課長は「段差解消はスーツケースを利用する観光客のストレス軽減にもつながり、観光立県にも役立つ」とアピールした。価格は従来品の5%増にとどめた。

 「ゆいバーサル縁石」第1号は、北谷町宮城の浜川漁港前の道路で使用されている。