4月下旬から行方不明になっているうるま市の会社員、島袋里奈さん(20)の沖縄県警の捜索は18日、新たな展開を迎えた。行方が途絶えた現場周辺の防犯カメラの映像などを元に、付近を通った車両をしらみつぶしに捜索。重要参考人として米軍属の男性が浮上した。県警は捜査員約30人体制で島袋さんの足取りを追い、男性の写真を手に金武町などで聞き込みしたとみられる。

うるま署が40人体制で行方不明の島袋里奈さんを捜索した=13日午前10時25分ごろ、うるま市州崎の津梁公園

うるま署が40人体制で行方不明の島袋里奈さんを捜索した=13日午前10時25分ごろ、うるま市州崎の津梁公園

 県警は捜査1課などの捜査員を派遣し、軍属の男性を任意で事情聴取。証言に不審な点がないか慎重に確認している。

 一方、捜索範囲も北向けに広げ、軍属の車両が通過したとされる沖縄自動車道の屋嘉インター付近、許田インター付近のほか、金武町の沿岸部を中心に捜索を続けた。しかし、島袋さんの足取りにつながる情報は得られていない。

 うるま署には18日、マスコミ各社の記者が続々と集まり始めた。午後4時に副署長から記者への説明があったが「27件の情報が寄せられているが、これ以外お知らせすることはない」と話すだけ。質問が相次いだが捜査の詳細には言及せず、「(重要参考人は)うるま署には来ていない」と述べるにとどめた。

■うるま市州崎で携帯の位置情報停止

 「ウォーキングしてくる」-。島袋さんの足取りは、4月28日午後8時ごろの無料通信アプリLINE(ライン)のメッセージを交際相手に送ったのを最後に分からなくなった。

 翌29日午前2時、外出していた同居中の交際相手が「今から帰る」と返信すると、メッセージの開封を指す「既読」マークが付くも返信はなし。朝を待っても里奈さんが自宅に戻らないため、心配した交際相手が家族に相談し、うるま署に捜索願を届け出た。

 島袋さんの携帯電話の位置情報はうるま市州崎付近を最後に途切れており、県警は29日以降、州崎周辺を中心に捜索を開始。周辺の防犯カメラ情報も確認し、映像に映っているYナンバーを含む車両の調べを進めている。

 5月2日から、家族らもうるま市内で情報提供を呼び掛けるチラシを配布。県警も「安心ゆいメール」で情報提供を呼び掛けたが、有力な手掛かりはなく、12日に公開捜査に踏み切った。17日には新たに写真3枚も公開した。